叔母との夏の一夜

じりじりと肌を焼く夏の午後、僕は久しぶりに訪れた田舎で、叔母・麻美と再会する。その圧倒的な存在感に僕は戸惑いと同時に、言い知れぬ感情を抱く。
離れで二人きりの夜、夏の蒸し暑さと、叔母の成熟した体から放たれる熱が、僕の心を揺さぶる。触れてしまった肌の温もり、そして甘く誘う声に導かれるまま、僕はこれまで知らなかった快楽の世界へと足を踏み入れていく。体格差ゆえの叔母に包み込まれるような感覚は、僕の体を深く満たしていく。
総字数 約11,000字(読了時間 約22分)
※パッケージ画像のみAIを使用しています。
〈本編より抜粋〉
寝返りを打つたびに、微かに布団が擦れる音が、真夏の静寂にやけに大きく響いた。僕の体は、慣れない環境と、何よりも隣にいる叔母の圧倒的な存在感で、熱を帯び始めていた。仰向けに寝ていた僕は、そっと体を横に向けた。暗闇に目が慣れてくると、横たわる麻美叔母さんの輪郭が、ぼんやりとした影絵のように浮かび上がる。彼女は僕に背を向けていたが、その広い背中から伝わるかすかな温もりが、肌を通して僕の全身を熱くさせる。規則正しい、深く穏やかな寝息が聞こえ、どうやら熟睡しているようだった。その安らかな寝顔を想像すると、僕の心臓はさらに高鳴った。
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安堵と、そしてどこか満たされない、もっと深く触れたいという衝動が僕の胸に渦巻いた。もう一度、あの柔らかさに触れてみたい。抗いがたい好奇心と、芽生え始めた異性への意識が、僕を突き動かした。僕はゆっくりと、まるで獲物を狙うかのように、もう一度手を伸ばした。今度は、もっと意識的に、明確な意図を持って。指先が再び叔母さんの太ももに触れる。夏らしい、ほんの少し汗ばんだ肌の感触は、想像以上に柔らかく、そして驚くほど滑らかだった。僕はもっと、もっと深く、と願い、そっと指を滑らせた。彼女の太ももは僕の細い腕よりもずっと太く、指先から手のひらへと、生命感あふれる熱がじんわりと伝わってくる。その熱は、僕の体の奥底に眠っていた何かを呼び覚ますようだった。
〇
叔母のしなやかで大きな手が、僕の浴衣の帯を慣れた手つきでほどき、滑らかに僕の肌を這った。彼女の指の動きは、僕の体の隅々までを熟知しているかのように、正確に快感を誘い出した。僕の体には大きく感じられるその手が、ゆっくりと、しかし確実に僕の肌の上を滑っていく。僕はたまらず、叔母の肩に手を回し、その大きな背中にしがみついた。
叔母は、まるで僕を完全に包み込むかのように、僕の体をしっかりと抱きしめた。僕の体が、彼女の柔らかな胸と腹に密着し、体格差ゆえに一層強く、互いの体温と鼓動を感じることができた。僕の顔が、叔母の柔らかな胸に深く埋もれる。その感触は、僕を安心させるようでいて、同時に息が詰まるほどの官能で僕を支配した。